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マリーゴールド MARIGOLD
学名:Calendula officinalis
分類:キク科キンセンカ属
別名:キンセンカ、ポットマリーゴールド
種類:一年草
草丈:30cm〜60cm
原産地:ヨーロッパ南部


 
  

アメリカやイギリスでは食用や香味料にする植物を「ポットハーブ」(pot herb )と呼んでいる。

学名の「Calendula officinalis」は「薬効のあるキンセンカ属の」という意味。

花弁はシルクや羊毛の黄色系の染色にも適している。ミョウバンを媒染剤として染めると、木綿に対してもきれいなレモンイエローに染まる。





栽培 一年草。早春から開花するため、種は秋まきにした方が長く花を楽しめる。
苗が15cmほどに育ったところで中心の茎を摘芯すると、よく枝分かれし花付きが良くなる。
薬効 抗炎症作用に優れたハーブで、皮膚に対する働きはカモミールと同等。
吹き出物を抑え、腫れをひかせ、痛みをとる効果に優れ、飲用や湿布、塗付して用いる。
止血剤や傷の治療。
ローションにすれば素肌をしっとりと滑らかにし、髪には美しいつやを与えるリンス剤になる。

17世紀の処方によれば、あらゆるタイプの解熱や心臓病にも使われていた記録があり、頭痛・歯痛・悪寒の治療薬にもなっていた。
利用法 利用部分:葉・花
ハーブティー・料理・美容健康・染料・アロマテラピー

サフランの代用品として料理の着色に用いられた。

 

キンセンカって「八百屋さんで売られていた花」という記憶です。一束を紐かゴムで無造作に括られて、バケツに入っていて、主にお仏壇用の花と思っていました。ですので、園芸用の花として見ることもなく、まして、これがハーブだったなんて驚きでした。それも、たいへん利用範囲の広い、有効なハーブなんですね。

カレンデュラの浸出オイルはアロマテラピーの方で使います。クリームを作るのがよさそうですね。 

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