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ニゲラ NIGRLLA
学名:Nigella damascena

キンポウゲ科・一年草
茎は細かく枝分かれして、その先端に一輪の花を咲かせる。花は直径3cm-5cm
色は白、青、ピンクなど。花びらに見える部分はがく片で、本来の花びらは退化して目立たない。

「クロタネソウ」という和名が付いているのは、成熟した種子が黒色。種をつぶすとフルーツの香りがして
これから香料をとる。ニゲラはラテン語の「黒」に由来している。
果実は先端にツノ状の突起があることから「デビル・イン・ア・ブッシュ=茂みの中の悪魔」と呼ばれたり
可憐な花から“Love in a mist(霧の中の恋)”というロマンティックな別名もある。
 
  
                                                                                 

                                                                                  

栽培
発芽適温が比較的低温なので、タネまきは9月中旬以降
水はけのよい土を好み、酸性の土を嫌う。
鉢植えは赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土を使用する。
地植えは土に石灰を混ぜ込んでおき、酸性を中和しておく。
薬効 もともとは芳香のある種をスパイスのように使うのが目的なハーブ。
粒のまま乾燥させたものは噛み砕くとクミンにも似た強い香りが感じられる。
 現在もインド料理にはよく利用され、パンの「ナン」はじめ、中近東〜トルコでも
ケシの実(ポピーシード)と同じ様な利用法で、幅広く味・香りづけに使われている。
利用法 おもしろい形の果実をドライフラワーとして利用することができる。
果実が熟してふくらんだ頃に刈り取り、風通しのよい日陰に逆さに吊るして乾燥させる。

花を押し花にしたり、種をドライフラワーにしたりして、可愛いし面白い花なので園芸種だとばかり思っていました。ドライフラワーとして飾ってありますが、いつからのか忘れてしまったので、種を噛んでみるのはちょっと・・・。次回はハーブとして育ててみます。

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