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セリ(芹)

学名:Oenanthe javanica DC

セリ科・多年草
高さ:20〜40cmぐらい
利用部分:葉・茎・花・根

セリの名前の由来はその生態の「1箇所から競(せ)り合って生えている」ということから
セリと名がついたとされている。
春の七草のひとつ。
 
  

セリは古くから鍋物の主役として珍重されてきた。江戸川柳に「なべ焼きの鴨(かも)と芹(せり)とは二世の縁」というのがあり、カモとセリの鍋物が古くから親しまれていたことがわかる。

                                                                                      



                                                                                   

栽培 セリは種や苗から育てられ、株分けでも増やせる。
スーパーで売っている根付きセリを購入して植えても良く育つ。
薬効 カロテン、カルシウム、カリウム、鉄分を含む。
胃を丈夫にしたり、解熱や、リウマチや神経痛、血圧降下や解毒作用があるとされ、民間薬に使われてきた。

水芹(すいきん)は適量を煎じて、食欲増進、解熱、神経痛、リューマチ、黄疸(おうだん)などに服用する。
利用法
生のセリは、野菜としてそのまま食べると大きな薬効を期待できる。
鍋物や汁の実、おひたし、ごまあえ、サラダ、天ぷら、根のキンピラなど。

 セリは根付きのものを買ってきて、上の茎と葉だけを料理に使い、根っこは地面に植えています。植込みの縁に植えると土が流れるのを留めてくれますし、狭い庭の有効利用にもなります。根ミツバも同様にしています。夏は暑さと乾燥とに弱って、見る影もなくなっていたりしますが、冬から春にかけて貴重な青味になってくれます。たまにザルにいっぱい採れたときは「卵とじ」にして、夕食の一品で登場させます。ちょっと「ポタジェ」っぽくて、うれしかったりして。

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