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ヤロウ YARROW

  学名:Achillea millefolium

 分類:キク科・ノコギリソウ属
 別名:ミルフォイル・ノコギリソウ
 種類:多年草
 草丈:50〜100cm
 原産地:ヨーロッパ
 精油成分:タンニン、カマズレン
 
  
                                                                              

                                                                                    

栽培
寒さにも暑さにも強く、よく増える丈夫なハーブ。
早春は生育が旺盛なので、元肥を施して十分に成長させるようにする。
花が咲くと葉が硬くなるので、葉を利用する場合は開花前に花を刈り取る。
開花直後に収穫をかねて株元で切り戻しをすれば、再び花をつける。
薬効
ヤロウの主要成分はタンニンで、カモミールと同じカマズレンも含み、止血・解熱・殺菌作用がある。
ビタミン、ミネラルが豊富で消化器官を強める。
利用法
今日ではもっぱら観賞用。
根から出る分泌液は傍に生えている植物の病気を治す力がある。
テントウムシなどの益虫も呼び寄せてくれる。
優れた浄化、殺菌作用の他に止血力もあるため、傷を治す特効薬とされている。
葉をたたいて傷にあてても効果がある。

ヤロウの学名Achilleaは英雄アキレスからで、彼がこの草で部下の兵士たちの傷を治したことから切り傷に効く薬草とされる。

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