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ユズ(柚子) 学名:Citrus junos 科名:ミカン科・常緑小高木 中華人民共和国中央および西域、揚子江上流の原産であると言われる。 日本の歴史書に飛鳥時代・奈良時代に栽培していたという記載がある。 消費・生産ともに日本が最大。 |
栽培 | 柑橘類の中では耐寒性が強く、極東でも自生出来る数少ない種である。 播種から結実までの期間が長いので、園芸店で接木された苗を購入するのがよい。 柑橘類に多いそうか病、かいよう病への耐久があるためほとんど消毒の必要がなく、無農薬栽培が比較的簡単にできる。 |
薬効 | 柚子湯は血行を促進させることにより体温を上昇させ、風邪を引きにくくさせる効果がある。 |
利用法 | ユズの果汁は日本料理等において調味料として、香味・酸味を加えるために用いられる。容器として柚子釜に、刻んで薬味としても欠かせない。ユズ茶や柚子胡椒、皮を甘く煮るなど、利用法は多岐にわたる。 入浴剤としては冬至の柚子湯がある。 |
柚子は父が植えたものを建て替えの際にも残しましたので、我が家で一番古い木です。毎年たわわに実をつけてくれます。世話はお礼肥えを施すのと、芽が動く前の枝透かしです。 柚子は3回楽しむと聞きました。花柚子・青柚子・実柚子だそうです。 白い花はきれいで甘美な香りがします。少し苦いですが、エディブルフラワーとして使えます。 青柚子はシメジご飯などに皮をすりおろします。また、焼き魚に果汁を絞ります。 熟した実柚子はもういろいろに大活躍です。皮はママレードや、刻んで薬味にします。果汁は瓶に詰めて保存しておき、お酢の代りにしたり、ホットやアイスでゆず茶として飲みます。 皮をドライポプリのようにしたり、たくさん収穫できるので使い切るのに工夫を要します。 入浴剤としての柚子湯も冬のあいだ満喫します。 |
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