薔薇 2007
たくさんの品種のバラを育てるのは我が家の庭ではなかなかに難しい、そもそもバラ専用にできる地面が限られていますから。 でも、バラに目覚めてからというもの、見るとつい買ってしまうので・・・一応それなりの工夫はしています。 垣根をトレリスやネットにし、半数ほどはクライミングに仕立てられそうな品種を選んでいます。 つるバラやシュラブですと、地面が狭くてもフェンスやラティスに誘引して多くの花を楽しむことができます。 |
<2007年夏>
グロワール・ド・ディジョン
我が家のグロワール・ド・ディジョンはなかなか植えた場所に馴染んでくれず、花もときたま咲くのみでした。あんまりフォトジェニックでもなく・・・。 ですが、これは何故か8月に、他のバラはくたびれている真夏に、一輪だけ魅力的な花を咲かせてくれました。 |
フレンチレース
春のバラの販売が終期に近づいた頃、よく行く園芸店で、会員割引の日にこの苗を見つけました。 これ以上増やさないと言っていた舌の根も乾かぬうちに、勿論ゲット!! これが定植して初めての花です。 三つの画像とも雨に濡れていますが、雨で痛むと心配するより風情があるなあと感じ入ります。 |
<2007年春>
ゴールドバニー
「ゴールドバニー」はメイアン家作出のクライミング・ローズです。 今まではフェンスの外側へ外側へと誘引してきたので、窓の内側から花が見られないのが残念です。 道行く人には褒められていますが・・・。 幸いにも今春、とても元気の良いシュートが伸びていますので、来年用に大切に育てて、家の中からもたくさんの花が見られるようにしたいものです。 |
ラビーニア
ラビーニアは花首が長いので少しうつむき気味に咲くのが特徴です。 |
ルイーズ・オディエ
「ルイーズ・オディエ」はブルボンローズの代表格で、形も愛らしく、オールドローズ特有の甘い香りをもっています。 ラティスに誘引し、スクリーンの様に仕立てています。 次の蕾がすぐ下に控えているので茎を長くは切れません。花だけをそっと摘んで部屋に持ち帰り、ガラスのお皿に浮かべて花の形や香りを楽しみます。 乾燥させてポプリにしたり、生花をお風呂に浮かべたりもします。 バラジャムの材料にもOKだそうで、もっと花数が増えたらですが、いつか作ってみたいです。 |
シャルル・ド・ゴール
「シャルル・ド・ゴール」は薄紫色の上品な花です。 花名は元フランス大統領の名前からで、青いバラの代名詞です。 |
マダム・ヴィオレ
「マダム・ヴィオレ」もまた薄紫色の美しい花を咲かせます。 日本が生んだ代表的な青バラのひとつです。 |
「パパメイアン」は強香で豪華な黒バラの名花です。 花名は作出者の祖父アントワーヌ・メイアンの愛称からだそうです。 たしかにインパクトの強い花の色、姿、香りです。 |
「シャポー・ド・ナポレオン」もオールド・ローズです。 蕾の形がナポレオンの帽子に似ているとのことで、この名が付けられました。 額のトゲトゲで「モスローズ」にも分類されます。 |
ショッキング・ブルー
ブルーというより濃い紫のツルバラです。玄関脇のフェンスに誘引しています。 春一番の花は大きく、色も見事でした。 ただ、植えてから2年目でまだ場所に馴染んでいないせいか、花数が少ない気がします。 |
黄モッコウバラ
黄モッコウバラは我が家では一番古いバラです。テラスの脇に、庭師の親方から貰い受けたネット状のフェンスを立て、そこに誘引してスクリーン状に形成しています。 昨年秋に伸びた枝を傍のシラカシの木に誘引してみたところ、いい感じにアーチ状になりました。 今春は花数が例年の倍近くになり、とても見事でした。 |
名前は「うらら」ですが、花色ははっきりとしたピンクです。 愛らしい中輪の花で、他のバラがぐったりしている夏も元気に咲き続けます。 |
アイスバーグ
別名を「白雪姫」というそうですが、確かに楚々とした魅力に富んだ花です。 しかも丈夫で、他のバラより黒星病で葉を落とすことも少ない品種のようです。 花期も長く真冬まで咲き続けます。 |
アイスバーグとはまた異なる魅力のある白バラです。 |
名前のとおりのアプリコット色の花で、強香種です。 |
昨年来、何度も撮っていますが実際の花の色と画像の色が違う気がします。。 実物はレンガ色が少し入っていると思うのですが、撮影の腕に問題ありですね。 |
ミニバラ類
ミニバラ類は鉢植えで楽しんでいます。 コンテナ植えは大きいぶん水保ちが良いだろうと思いますが、小さい鉢植えのバラは水遣りをマメにしなければなりません。 とくに夏場は留守にすると、という心配が付きまといます。 なるべく鉢植えは増やしちゃダメ、と自分に言いきかせていますが・・・。 |
挿し芽のバラ
家族の誰かが花束を頂き、その中にバラが入っていると、お花を楽しんだ後で(あまり長期間ではなく)必ず挿し芽をしてみます。 用土はバーミキュライト100パーセントです。本にはそうは書いてありませんが、父が菊の芽の団子挿しをしていたのがバーミキュライトだったので、私も自然とそうしてきました。 だいたい2〜3本に1本くらいは発根します。 せっかく根が出ても途中で黒星病になり葉が全部落ちて枯れてしまうこともありますが、幸運にも若い芽が出てそれらが生き生きしてくると本当にうれしくなります。 下のバラもそうやって育てました。正式な品種名は分かりませんが、そのブーケを頂いた経緯や思い出から、私だけのヒソカな名前を付けています。 |
コンパニオンプランツ
バラには虫や菌の敵がいっぱいです。 チャービルやマリーゴールドなどをバラと一緒に植えておくと害虫や病気(の一部)を防げます。 余談ですが、玉竜はコガネムシの幼虫が嫌うそうです。テレビで公園の管理者の方が言っておられました。 コガネムシの幼虫は植物の根を食害するし、成虫は葉や蕾を荒らすので、バラに限らず本当に困ってしまいます。 私は、たまたまあった韮の種をバラの花壇に蒔いて、何かの役に立たないかな〜と観察中です。 |
参考書
参考書は『バラの園を夢見て』(梶みゆき著)にしました。 農薬は使わない、オーガニックなバラづくりを紹介していらっしゃいます。 提唱しておられる「優しいバラづくり」を習いたいと思います。 その他には、 「つるバラ NHK趣味の園芸ーーよくわかる栽培12ヶ月」 「つるバラとつる植物のガーデニング」(成美堂出版) です。 テレビ番組 NHK「趣味の園芸」―バラの育て方― も楽しみに見ています。 毎年恒例となった「国際バラとガーデニングショウ」のテレビ中継はDVDに撮って、私の宝物です。 |