ハーブ利用法 T
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バスボム(入浴剤)を作りました。
重曹・クエン酸・ホホバオイル・コーンスターチ・エッセンシャルオイル(ラベンダー)・ラベンダーの花の粉末とグリセリンをビニール袋に入れて混ぜます。小分けしてしばらく置いておけば出来上がりです。
栽培したラベンダーの花穂を乾燥させ、それをミルミキサーで粉末にしたものを使いました。バスボムに淡いラベンダー色が付き、入浴の際の香りも自然でした。


庭で採れた柚子の皮はママレードにしたり、生を刻んで冷凍したりします。
このパウンドケーキは、甘く煮てグラニュー糖をまぶした柚子ピールを中に刻み込んでいます。胡桃とも合います。

柚子ママレードは鰤の照り焼きにもグッドです。フライパンで鰤を鍋照りにするのですが、冷凍しておいた柚子ママレードを加えます。鰤の照り焼きをより美味にしてくれる上に、柚子もまた鰤の旨みでおいしいのです。NHKのお料理選手権で優勝された主婦の方が作っていらっしゃいました。

柚子の木から1、2個もいできて、小さな容器に果汁を絞り、皮はみじん切りにします。それらを蜂蜜と混ぜればフレッシュな「即席ママレード」です。料理研究家の辰巳芳子さんがTVで仰っていたのを思い出して、その季節が来ると作ります。
根生姜をすぐに使えるようにスライスしたり、すりおろしたりして冷凍しておきます。
スライスはバットに「バラ凍結」するように並べて冷凍してから保存袋に入れます。
お茶、炒め物、即席漬け、薬味などに大変重宝しています。
豚汁にもスライスの方が食感がプラスされて、良いような気がしました。
プランターに植えられた蕗の「フキノトウ」です。広い場所がなくてお気の毒です。
でも、フキノトウが見たくて、そして一つでも二つでもいいから食べたくて植えています。
食べ方は「蕗味噌」です。一枚も無駄にしないように大事大事に刻んで、甘めにしたお味噌に練りこみます。アツアツの白いご飯に乗せるともう最高です。

お皿にある小さい方が我が家の、下の大きい方は家人の散歩のお土産です。
ハーブでリースの額を作りました。ダイニングの壁に飾ります。
使った植物はマロウの花、ラベンダーのシルバーレースの葉と花、ラムズイヤーの葉、ルーの葉、バラ(ルイーズ・オディエ)の花、ノバラの花、ワイルドストロベリーの実と花、フェンネル・シードです。全部、栽培しています。
アクリル毛糸のタワシを習いました。カギ針編みです。
忘れないうちにと幾つか作りました。台所でも使っています。
「紫はブドウ、黄色はパイナップル、赤は苺と思って」との先生のお話でした。
袋状になっていますので、今後作るときには内にハーブのドライを入れて、サシェにしてみようと思います。レース糸で小さく作ったら、よりサシェらしくなりますね。
ブラックベリーの実でジャムと果実酒を作りました。
一日おきに左上の画像程度には収穫できます。

ジャムは簡単です。砂糖をまぶして暫し置き、電子レンジで2〜3分。
沸騰したら取り出し、冷ますだけです。保存するわけではなく、すぐに食べ終えてしまうので、この作り方で大丈夫です。ペクチンを加えなくても、瓶に詰め冷蔵庫に入れておくと自然に程よく固まります。
胡桃入り食パンと一緒に食べようと、久々にホームベーカリーを出しました。

果実酒は左がラム酒、右が35度の焼酎です。
冷水や炭酸で割って飲むと美味しいです。

収穫するのは実が黒くなってからですが、煮ても、アルコールにつけても、画像のようにきれいな赤色になります。

バジルの葉を摘んで、冷製スパゲッティを作りました。
具は、玉葱はスライスに、トマト・キュウリ・アボカドなどはサイコロに切ります。
バジルは飾りの一部を残して千切りにします。
バジル以外の具は1時間くらい前に混ぜて、冷蔵庫で冷やしておくとより美味です。
バジルは黒ずむので、食べる直前に切って混ぜるのがいいでしょう。
タレはイタリアン・ドレッシング風に作ります。市販品を利用してもいいですね。
レモン汁を加えたり、バルサミコを加えたり、この辺は適当です。
生ハムはバジルと合うのであらまほしいですね。
アルデンテに茹でて冷水でさっと冷やしたスパゲティと具を和えます。


ナスタチュームの葉と花をイングリッシュマフィンとハムのサンドイッチに加えました。ちょっとアフタヌーン・ティーな気分で(笑)、一人のお昼。

小説『西の魔女が死んだ』(梨木香歩作)に出てくる主人公の少女まいは、おばあさんのお家でこのナスタチュームの入ったサンドイッチを供されます。一度目は除けるのですが、田舎での経験と成長を経て2度目には食べてみます。

まいと、まいの母親はおばあさん(イギリス人)のことを魔女だと話していますが、このおばあさんの在り方がとても好きです。
映画化された庭や畑も丁寧に再現されていました。
おばあさんの日常的なハーブ生活がとても参考になりました。というか、単純に憧れてしまいます。『ワイルドストロベリーのジャム作り』・・・素敵ですねぇ!
虫避けにハーブを煮出して忌避剤を作り、畑の野菜にかけていました。
あっ、それにラベンダーの茂みに干したシーツ!・・・いいなあ。せめてハンカチでもプランター植えのラベンダーに被せて乾かしてみようかしらん。

ルイーズ・オディエの花はいかにもオールド・ローズらしい香りがします。
ローズ・ゼラニウムと合わせてお風呂に入れました。
浴槽に花びらが散らばるとお掃除が大変なので、100円ショップで買った洗濯用ネットに入れます。

レモンバームの葉を摘んでお茶にしました。レモンとミントを合わせたような爽やかな味わいです。
レモンバームは地植にして安定すると大株になってしまいます。他の植物達と庭をシェアしていかなくてはなりませんので、お風呂に入れたり、乾燥させたり、いろいろに使います。手間がかけられない時には、刈り取ったものを鋏で細かく刻み、そのまま地面に戻すこともあります。バラの根元に敷いて、軽い虫避け&マルチングになるかな、とか。
宿根しますが、大株になって暴れる感がありますので、3年目には更新します。

ルッコラの花が咲いたので、摘んで葉と一緒にサラダに加えました。
ゴマのような味がします。
残った株は地際で刈り取り、2〜3センチほどの培養土を追加し、覆いました。
また若い芽が出てきています。

恵方巻のついでに「まりも寿司」を作りました。
スモークサーモンで寿司飯を包み、サランラップで丸く形作ります。
あしらったハーブは「フェンネル」です。
スモークサーモンの香りとフェンネルは合いますね。
ハーブの押し花額を作りました。
ラベンダー・フェンネル・ローズマリー・タイム・ワイルドストロベリーなど。

マロウを摘んで乾燥させています。
お茶にするくらいですが・・・。例のサプライズド・ティーです。

花を下に向けて乾燥させるときれいに仕上がります。(これはごちゃごちゃですね)

コンテナ植えで、ほんのちょっぴり収穫できたルバーブを甘く煮ています。
格好付けて言うと「コンポート」(笑)。意外なほど美味しいです。
林望さん、リンボウセンセイの『イギリスはおいしい』にも語られていますね。
あの本を寝る前のひと時に読むとお腹が空いてきます。フィッシュ&チップスのお話などは・・・お腹がキュル・ルーとなります。


グループ点訳したミステリー小説「修道士カドフェル・シリーズ」幕開けの第一作です。カドフェルは12世紀イギリスのベネディクト会シュルーズベリ大修道院に所属する修道士です。年齢は57才。15年かけて作り上げてきた修道院付属の薬草園が現在のカドフェルの王国です。
若い日に十字軍に参加して、波乱に満ちた人生を送ったカドフェルは、人を見抜く目の確かな、なかなかの人物です。修道院の周りで起きる殺人事件の謎解きを何故かいつもすることになるのですが、その際にもたいへん味のある解決をします。
このシリーズのファンも多く、イギリスではテレビドラマ化され、NHKBS放送で私も見ました。
彼の薬草園の描写として、冒頭近くに『ヘンルーダ、セージ、ローズマリー、ジルヴァーズ、ムラサキ、ジンジャー、ミント、タイム、オダマキ、ハーブ・オブ・グレース、セイバリー、マスタード、ウイキョウ、ヨモギグサ、バジル、イノンド、パセリ、チャービル、マヨラナなど、あらゆるハーブが育っている』とあります。若いころ異国を旅した際に持ち帰ったさまざまな薬草もあります。地中海沿岸原産のケシやシャクヤクなどもカドフェルの工夫で栽培され、上手に調合されている様子です。
中世のイギリス、ウェールズ地方、ハーブ、シュルーズベリ大修道院、ミステリー小説に興味のおありの方は是非ともご一読下さい。

ずっと、ずーっと以前に作ったハーブローソク。拙いものです。
これを作った時の自分は何を考えていたのかしら・・・と思うと、可笑しいような、涙ぐましいような・・・。ハーブを混ぜたり、クレヨンで彩色したり、押し花を乗せています。